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八ヶ岳移住、無理しなくていい暮らし、子どもと参加した、茅野市本町・御座石神社のどんど焼き 

  • info991630
  • 1月15日
  • 読了時間: 4分

――「無理しなくていい」暮らしが、家族と個性を守り、AI時代を生き抜く力になる

先日、子どもたちと一緒に、茅野市本町の御座石神社で行われたどんど焼きに参加しました。

冬の夜の境内。松や正月飾りが組まれ、火が入った瞬間、炎の熱、はぜる音、煙の匂いが一気に立ち上がります。

子どもたちは少し緊張した表情で火を見つめ、やがて「暖かい」「すごいね」と言いながら、自然と輪の中へ入っていきました。

この光景を見ながら、「この土地で暮らす」ということの意味を、あらためて考えさせられました。

行事は「イベント」ではなく、暮らしの延長にある

どんど焼きは観光イベントではありません。集客のための催しでもありません。

・一年の区切り・火を通して厄を落とす・次の季節へ移る

暮らしの時間そのものを、地域で共有する行事です。

都市では、季節行事は「参加するもの」「消費するもの」になりがちですが、ここでは暮らしの延長線上にあります。

「区」が機能している土地は、暮らしが壊れにくい

準備、火の管理、後片付けまでを担うのは区の人たち。誰か一人が仕切るのではなく、長年の役割と暗黙の了解で回っています。

水利、道、森、行事。これらを守ってきたのが区であり、暮らしを成立させるための防波堤です。

役投げで、子どもが「迎え入れられる」

終盤の役投げでは、子どもたちにお金やお菓子が投げられます。

ここで子どもは、「お客」でも「特別枠」でもなく、地域の循環に含まれる存在になります。

この感覚は、後から説明しても身につくものではありません。

翌朝6時半、御神楽

暮らしの中を、神様が歩く日

どんど焼きの翌朝、6時半。御神楽は神社の境内で完結せず、集落の家々を一軒一軒まわります。

神様は「拝みに行く存在」ではなく、家の中に迎え入れる存在

神社と暮らしが切り離されていないという感覚が、今も当たり前のように残っています。

御座石神社(ございしじんじゃ)と

建御名方神(たけみなかたのかみ)

御座石神社の主祭神・建御名方神は、争い続けることを選ばず、逃げ、和し、土地に留まった神です。

ここは、

・成功を加速させる場所ではなく・欲を鎮め・暮らしのサイズを整える

「暮らしを守る神様」が座る場所です。

「無理しなくていい」が、人を強くする

無理をしなくていい、という感覚は、甘えではありません。

この感覚を持った人は、

・背伸びした判断をしなくなる・短期の結果に振り回されなくなる・他人の評価に寄せなくなる

結果として、自分の感覚を取り戻します。

都市の暮らしとの決定的な違い

都市の暮らしでは、多くの判断が「比較」で決まります。

・周囲より遅れていないか・もっと効率の良い選択があるのでは・この家、この教育で足りるのか

常に外部基準が入り込み、暮らしは評価される前提になります。

その結果、

・家庭が「待機場所」になり・親も子も、次の競争に備える・個性より最適解が優先される

こうした構造が生まれやすい。

八ヶ岳西麓では、家庭が主語になる

一方、八ヶ岳西麓では、暮らしの単位は個別の家庭です。

・今日は無理しない・今年はこの規模でやる・子どもはこのペースでいい

こうした判断が、引け目なく成立します。

地域行事があることで、家庭が社会から孤立しない。

同時に、家庭ごとの暮らしの個性が尊重されます。

個別の家庭が持つ「生き方の形」

ある家は、畑と森を手入れしながら小さく働く。

ある家は、都市と行き来しながら拠点を持つ。

ある家は、子どもの成長に合わせて仕事を絞る。

同じ集落でも、暮らしの形は一つではありません。

それでも破綻しないのは、「無理をしなくていい」という前提が土地と神社と行事によって守られているからです。

AI時代に残る人の条件

AI時代に代替されるのは、

・正解を早く出す人・評価軸に寄せ続ける人

です。

逆に残るのは、

・自分の感覚で選び・続けられる形を知り・比較に巻き込まれない人

こうした力は、都市の競争構造では育ちにくい。

まとめ

御座石神社(ございしじんじゃ)と建御名方神(たけみなかたのかみ)が守っているのは、

成功ではなく、拡大でもなく、

「無理をしなくていい暮らし」です。

その土台の上で、

・家庭ごとの暮らしが成立し・個性が削られず・独自性が静かに育つ

だからこそ、ここで育つ人、暮らす人は、AI時代においても代替されない。

冬の火と、翌朝の御神楽。この時間の中に、これからの時代を生き抜くためのとても実践的なヒントが詰まっていると感じています。

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