top of page


東京の朝の電車に、もう未来を感じない——八ヶ岳西麓から見る「集約から分散へ」の波と二地域居住
最近、東京の朝の電車に未来を感じなくなった。茅野駅の駅ビル投資にも違和感がある。一方で、20年前にリーマンショック後の組織再編で経験したことが、今の「SaaSの死」の波と重なって見える。集約から分散へ、重さから軽さへ。3つの長い波と縄文構造の判定軸で、いま個人と会社が向き合っている転換点を、八ヶ岳西麓で20年以上不動産業を営んできた立場から整理してみたい。二地域居住・移住を考えている方、自社の組織変更を検討している経営者の方の参考になればと思う。 東京の朝の電車に、未来を感じなくなった 東京に行くたびに、朝の電車に乗ると違和感が膨らむ。 何百万人もの人が、毎朝決まった時間に、決まった方向に、ぎゅうぎゅう詰めの箱に押し込まれて運ばれていく。窓ガラスに頬が押し付けられ、隣の人の鞄が腰に食い込み、スマートフォンの画面だけが各自の世界になっている。降りる駅が来るまで、誰もが無表情で耐える。 私自身、若い頃は東京で働いていたので、この景色は知っている。当時は当たり前だった。けれど、八ヶ岳西麓に拠点を移して20年以上経ち、たまに東京に出ると、この光景に正直、
3 日前


八ヶ岳西麓・自社買取再生物件の見方
はじめに 当社が買取・再生した八ヶ岳西麓(茅野市・原村・富士見町)の物件を紹介していきます。 最初に、物件をどう見ているかだけお伝えします。 私たちが見ている5つのポイント 物件を見るとき、価格や築年数の前に、こちらを確認します。 1. 分散:電気・水・買い物先がひとつ止まっても暮らせるか 2. 自給:畑や井戸、薪が自分で確保できるか 3. 低い固定費:管理費や維持費で生活が苦しくならないか 4. 地縁:区や近隣と対等につき合えるか 5. 戻せる:将来、暮らしを縮小したり用途を変えたりできるか 5つ揃う物件が「長く住める物件」です。 1つでも欠けると、安くても要注意です。 物件は4つの束で見る 紙の上の「土地と建物」だけが物件ではありません。 ・土地:畑・水・日当たり・標高 ・地縁:区や近隣との関係 ・周辺の機会:近所で次に出る物件情報 ・行政の下地:農地転用や境界確定のしやすさ この4つを束にして引き渡すのが、当社の自社買取再生です。 事例1:原村・標
5月1日


ストレスフリーな生活へ:八ヶ岳移住がもたらす健康効果
都市での暮らしは便利です。けれどその便利さは、しばしば心身の負荷とセットです。長時間労働、通勤ラッシュ、高い住居費、騒音、空気の悪さ、運動不足。こうした要素は、単発ではなく毎日の細かなストレスとして積み重なります。通勤そのものが主観的幸福感やメンタルヘルスに影響しうる、というレビューもあります。 では、都市を離れて八ヶ岳に移ると何が変わるのか。答えは「全部が劇的に解決する」ではありません。そんな魔法はありません。ですが、 健康を悪化させやすい要因が減り、健康を支えやすい要因が増える 。これが八ヶ岳移住の本質です。 🌼都市生活がじわじわ削るもの 都市で疲れるのは、仕事量そのものだけではありませ ん。移動に時間を取られ、自然に触れる機会が減り、座る時間が長くなり、人とのつながりが薄くなる。こうした条件は、心身の健康にとってわりと厄介です。WHOは、身体活動が心血管疾患や糖尿病などの予防だけでなく、 うつや不安の症状の軽減、脳の健康や全体的なウェルビーイングの改善 にも役立つと整理しています。逆に言えば、動かない暮らしは地味にまずい。...
4月16日


50年前に造られた八ヶ岳の別荘地が、あなたの移住候補地になるまで——そして今、オイルショック的転換が始まっている
「なぜ、こんな場所にこんな別荘地があるんだろう」と思ったことはありませんか。 八ヶ岳の西麓を車で走ると、深い森の中に忽然と現れる区画分けされた土地、朽ちかけた別荘、草に埋もれた石段——。移住を考えてこのエリアを訪れた方なら、一度は目にしているはずです。あれは偶然の産物ではありません。日本の高度経済成長とバブルという、二度の大きな波が地形に残した痕跡です。そしてその「痕跡」が今、移住という新しい文脈のなかで静かに動き始めています。 さらに——1973年のオイルショックが日本の経済構造を一変させたように、今また別種の「転換点」が近づいています。都市の経済合理性が静かに崩れ始め、食・土地・自然が資産として再評価される時代の入口です。 八ヶ岳西麓 別荘地の誕生から現在まで 蓼科に最初に「別荘」が建ったのは大正〜昭和初期、医療・療養目的からです。清涼な空気・乾燥した気候が結核療養に適すると医学関係者が実証し、保養所・医師の別荘が静かに建ち始めました。1952年には蓼科湖が完成し、観光地化が一気に加速。1958〜1960年には民間大資本(東洋観光事業㈱、現ア
4月10日


AI時代、なぜ八ヶ岳に住むのか。― デジタル資産より強い生活基盤という選択
最近、強く感じています。 株式市場はテーマで乱高下し、都心マンションは金融商品として値が動き、SaaSやAI企業は数年で主役が入れ替わる。 さらに言えば―― 貨幣そのものも、デジタル化が進んでいる。 銀行預金は数字であり、電子マネーはデータであり、中央銀行デジタル通貨(CBDC)の議論も進む。 お金さえ、物理から抽象へ移行している。 一方で、 限定時計は値を保ち 玩具は世代を超えて復活し 標高のある土地は静かに評価される なぜか。 AIが進化するほど、“複製できるもの”の価値は圧縮されるからです。 1|金融商品化された資産はAIに近い 株、REIT、都心マンション、暗号資産、そして貨幣。 これらはすでに データで管理され アルゴリズムで分析され 流動性で価格が決まる 価格の多くは「生活価値」ではなく「期待値」。 AIが高度化すると、 情報優位は消える 過剰評価は即座に裁定される テーマは短命化する つまり、 “膨らんでいた期待”の部分が圧縮されやすい。 貨幣も同じです。 通貨価値は 金利政策 財政規律 国際信用 マネー供給量 で変動する。...
3月2日
bottom of page


