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農地や山林などの田舎特有の不動産は、一般的な知識が少なく理解しにくいものです。
朝倉宏典は、不動産業界での25年以上の経験と八ヶ岳での田舎暮らし・移住支援の12年以上の実績を活かし、
スクールを通じてお客様が農地や山林の取引をスムーズに行い、
田舎暮らしを無事にスタートできるようサポートすることをコンセプトとしています。
新着記事
回り道は、暮らしの選び直しに効く——一年の浪人と、いくつもの「やめる」を経て八ヶ岳西麓に戻るまで
3限目情報収集
十八歳の春、私は志望した大学にことごとく落ちました。地元・諏訪の高校を出て、東京・西荻窪の予備校で一年を過ごすことになります。同級生が大学生になっていく中で、自分だけが足踏みしている。あのころの、世界から一歩遅れているような感覚は、今でもはっきり思い出せます。 正直に言えば、浪人は恥ずかしいことでした。けれど不思議なことに、あの一年は楽しい一年でもありました。今日はその話から始めて、回り道という生き方が、移住や田舎暮らしの選び方にどうつながるのかを書いてみます。 結論を先に言えば、こうです。回り道をした人間だからこそ言えることがある。まっすぐ最短距離で進む必要はない。一度立ち止まり、時には選んだものを手放してでも、自分の足で選び直したものの方が、長く続く。八ヶ岳西麓で十数年、土地と人を見てきて、私はそう考えるようになりました。 なぜ「回り道」は移住の役に立つのか? 急いで決めた移住より、一度立ち止まって選び直した移住の方が、長続きします。 暮らしの土台を選ぶ決断は、勢いではなく納得で進めた方が、後から揺り戻しが来にくいからです。...
田んぼの畦に咲くカラシナ
3限目情報収集
茅野市玉川穴山。物件の現地取材で田んぼの前を歩いていたら、道端に黄色い花がかたまって咲いていました。からし菜です。 誰かが植えたものではありません。前の年にこぼれた種が、田の縁や道のきわで芽を出し、毎年この時期になると勝手に咲きます。 手をかけられているわけでもないのに、田植えの済んだ水田のとなりで、黄色がきれいに帯になっていました。 からし菜は、葉も花も茎も食べられます。 さっと茹でて辛子和えにしたり、塩漬けにしたり、お味噌汁に入れたり。 昔からこのあたりの人は、わざわざ買うものではなく、春から初夏にかけて道端や畦から摘んでくるものとして付き合ってきました。 雑草と言ってしまえば雑草ですが、暮らしのすぐ横にある食材でもあります。 現地取材で歩いていると、図面ではわからないこういうものに出会います。どんな草が生えているか、水がどこを流れているか、畦が誰の手で刈られているか。 土地の様子は、足元のこういう細かいところに出ます。 田植えの済んだ水田に水が溜まっているのは、水利が今も生きていて、水の入る順番が地域の中で守られているということです。からし菜の咲く畦も、誰かが刈り、誰かが残...
【サンプル】原村払沢の中古別荘 畑つき100坪|標高1150m・薪ストーブ・即入居|八ヶ岳ライフ
2限目移住検討
これは三層フローのフレーム確認用に作成した架空の物件です。実在の物件ではなく、地区名・価格・築年等はすべて仮の数値です。実際の販売物件ではありません。 標高1150m・畑つきの中古別荘——「整い」と「余白」のあいだの一軒 八ヶ岳西麓で物件を探していると、たいてい二つに分かれます。すぐ住める完成された家か、これから何でも作れる更地か。今回のサンプル物件は、そのちょうどあいだにあります。築28年の木造別荘に、すでに耕されていた畑が100坪ほど付いている。手を入れる余地は残しつつ、暮らしの骨格はもうできている。そんな一軒という想定です。 この土地を、三つの視点でご案内します。世界の流れ、八ヶ岳西麓という場所、そしてこの区画そのもの。順に見ていきます。 なぜ今、畑つきの中古別荘が見直されているのですか? 暮らしの基礎を自分の手元に置ける場所が、ゆっくりと再評価されているからです。 世界の基軸通貨の動揺や食料の安全保障への関心が高まるなかで、生活の土台を土と水のあるところに置く選択が、無理のないものになってきました。リモートワークが定着し、仕事の場所と住む場所が切り離せるようになったことも...
原村での別荘購入手順ガイド - 別荘購入の流れ
原村は自然豊かで静かな環境が魅力の地域です。ここで別荘を購入するには、いくつかの手順を踏む必要があります。今回は、原村での別荘購入手順をわかりやすく解説します。これから別荘購入を検討される方に向けて、具体的な流れや注意点をまとめました。 別荘購入の流れ 別荘購入は大きな決断です。特に原村のような自然環境が豊かな地域では、土地の特性や法的な手続きも重要になります。以下のステップで進めるのが一般的です。 情報収集と現地見学 物件情報を集める 実際に現地を訪れて環境やアクセスを確認する 購入希望物件の選定 希望条件に合う物件を絞り込む 土地の形状や周辺環境を再確認 資金計画の立案 購入費用だけでなく、維持費や管理費も考慮 融資が必要な場合は金融機関と相談 契約手続き 売買契約書の確認と署名 手付金の支払い 登記・引き渡し 所有権移転登記の申請 物件の引き渡しと鍵の受け取り この流れを踏むことで、スムーズに別荘購入が進みます。特に原村のような地域では、土地の利用制限や管理体制も確認が必要です。 原村での土地利用と法的手続き...
茅野市土地査定と不動産鑑定士の選び方
土地や空き家、山林を持っているけど、どう処分したらいいか分からない。そんな悩み、ありませんか? 特に茅野市のような自然豊かな地域では、土地の価値や管理の難しさが一層感じられますよね。 私も同じような経験をしました。だからこそ、今日は茅野市の土地査定と不動産鑑定士の選び方について、わかりやすくお話しします! 茅野市土地査定の基本を知ろう 土地査定とは、あなたの土地が今どれくらいの価値があるのかを専門家が評価することです。 「売りたいけど、いくらで売れるの?」そんな疑問に答えてくれます。 茅野市は自然が豊かで、別荘地や農地、山林など多様な土地があります。 そのため、査定のポイントも一律ではありません。 立地条件:駅や市街地からの距離 土地の形状や面積:使いやすさに直結 周辺環境:自然環境や近隣施設の有無 法的規制:農地法や建築制限など これらを総合的に判断して査定額が決まります。 だからこそ、専門知識が豊富な不動産鑑定士に依頼することが大切です。 茅野市土地査定で失敗しないためのポイント 査定を依頼するとき、誰に頼むかで結果が大きく変わります。 ...
お金を払えば、直してもらえるのか——マンション修繕談合のニュースが映す、暮らしの維持の構造変化
2限目移住検討
2026年6月、公正取引委員会がマンション大規模修繕工事の談合を認定し、施工会社30社超に排除措置命令を出す方針だと報じられました。対象工事は100件以上、課徴金は合計で約16億円にのぼる見通しです。 このニュース、多くの人は「修繕費が不当に高くされていた。談合がなくなれば適正価格に戻る」と読んだと思います。 私の読みは少し違います。問うべきは「修繕費はいくらか」ではなく、もっと手前にある問い——「お金を払えば、そもそも直してもらえるのか」——だと考えています。 マンション修繕談合は、何を映しているのか? 価格の問題に見えて、その奥にあるのは担い手の問題です。 経済調査会の指数によれば、マンション修繕費は2013年を100として2025年に161まで上がり、1戸あたりの 平均は約150万円。一方、国土交通省の調査では管理組合の3分の1超で修繕積立金が当初計画を下回っています。集めているお金が、実際にかかる費用と合っていない——この時点ですでに、仕組みの前提が崩れ始めています。 今回の報道で目を引くのは、業者側の事情です。積立金の額は管理組合側で決まっているため、業者は建材高や職人の...
茅野市 土地査定のポイント
土地の査定って、なんだか難しそうに感じませんか? でも大丈夫!茅野市で土地を持っているあなたに、わかりやすくポイントをお伝えします。 「どうやって査定してもらえばいいの?」 「何を準備すればいいの?」 そんな疑問に答えますよ。 土地の価値は、ただの広さだけじゃないんです。 場所、形状、周辺環境、法的な制限など、いろんな要素が絡み合っています。 だからこそ、しっかりポイントを押さえておくことが大切。 この記事を読めば、茅野市での土地査定のコツがつかめます。 安心して次のステップに進めますよ! 茅野市 土地査定で押さえるべき基本ポイント まずは基本から。 土地査定の基本ポイントを押さえましょう。 立地条件 茅野市のどのエリアかで価値は大きく変わります。 交通の便、周辺施設の充実度、自然環境の良さなどが影響します。 例えば、駅に近い場所や商業施設が充実して いるエリアは高く評価されやすいです。 土地の形状と広さ 変形地や狭小地は使い勝手が悪く、査定額が下がることも。 一方で、整形地で広さが十分ならプラス評価です。 法的規制 ...
茅野市物件探しで理想の物件を見つける方法
茅野市で理想の物件を探す際、何を基準に選べばよいのか迷うことが多いです。特に自然豊かな地域での暮らしを考えると、都市部とは異なる視点が必要になります。ここでは、茅野市での物件探しに役立つ具体的なポイントを整理し、実践的な方法を紹介します。 茅野市物件探しの基本ポイント 茅野市は八ヶ岳の麓に位置し、自然環境が豊かで四季の変化を楽しめる地域です。物件選びでは以下の点を重視すると良いでしょう。 立地条件 交通アクセスや周辺環境を確認。生活に必要な施設(スーパー、病院、学校など)が近いかどうか。 土地の特性 土地の形状や日当たり、地盤の状態をチェック。農地や山林が付いている場合は利用方法も考慮。 建物の状態 築年数、構造、リフォームの有無を確認。中古物件の場合は特に耐震性や断熱性も重要。 地域コミュニティとの関係 地縁を大切にする地域性が強いため、近隣住民との関係性や自治会の活動状況も把握しておく。 これらのポイントを踏まえ、物件探しを進めると失敗を防げます。 物件探しの具体的なステップ 理想の物件を見つけるためには、計画的に情報収集と現地確認を行うことが大切です...
原村の中古住宅は相場で買えない|鑑定士が教える5つの値踏み指標
3限目情報収集
原村で中古住宅を探すと、ほとんどの人があるところでつまずく。相場が分からないのだ。 都市なら「この駅・この築年数なら坪いくら」と市場が教えてくれる。ところが原村には、その手がかりになる公的な地価データが、ほとんど存在しない。国が原村に置いている地価調査地点は、村全体でたった1つ。毎年3月の地価公示にいたっては、原村を対象にした鑑定地点が見当たらない。隣の茅野市や北杜市、軽井沢が数十地点ずつ抱えているのと比べると、際立っている。 不動産鑑定士として土地を評価してきた立場から言うと、これは原村の弱点ではない。むしろ、買い方そのものを変えるよう迫ってくる、原村の本質だ。 なぜ原村には公的な値段の目安がないのか 国は、土地の値段が動く場所、取引が活発な場所に優先して評価地点を置く。動く場所だからこそ、毎年測り直す意味がある。逆に評価地点が置かれていないのは、「ここはわざわざ毎年測り直すほど土地が動いていない」と国が判断している、ということだ。 原村にある唯一の地価調査地点(標高997mのエコーライン帯の分譲住宅地)は、2016年が15,200円、2025年も15,200円。10年かけてほ...
白馬は10年で価格が跳ね、茅野市は静かに沈んだ——数字で読む八ヶ岳西麓の不動産
3限目情 報収集
国土交通省の地価データを並べていて、一つ奇妙な対比に気づきました。 同じ長野県の人気エリアなのに、白馬村の住宅地はこの直近で前年比+11%、軽井沢町は+10%、野沢温泉村にいたっては+16%と跳ね上がっている。ところが八ヶ岳西麓の茅野市は10年かけて約-8%、富士見町は約-14%。どちらも「移住で人気」と語られる土地なのに、価格の動きは正反対です。 この差は何なのか。そして、買う側にとってどちらが幸せなのか。 この記事は、八ヶ岳西麓(茅野市・原村・富士見町)で家や土地を探している方が抱く疑問——市場の動向、空き家が増える理由、茅野市・原村・富士見町の相場、別荘や田舎暮らし物件の探し方——を、すべてこの「価格の謎」を解きほぐす形で順番に答えていきます。書いているのは、この三町村だけを専門に、山林・農地・空き家・別荘を自社で買い取り再生している不動産鑑定士です。 数字を一段ずつ降りていきましょう。世界の大きな流れ → 八ヶ岳という場所の事情 → そして個別の物件、という順に。 そもそも、なぜ人は今こういう土地を選ぶのか 価格の謎に入る前に、まず一番大きな流れから。なぜ「自然のある土地...
原村の土地利用規制まとめ — 全体像と森林伐採を中心に
お役立ち情報
長野県諏訪郡原村は、八ヶ岳西麓の村として独自の土地利用規制を持っています。森林法・長野県条例といった国県レベルの規制に加え、村独自の環境保全条例による許可制度、景観形成基本方針など複数のレイヤーが重なっています。 不動産取引・別荘建築・森林整備のいずれも、この構造を理解しないと「気づいたら違反」「事前協議が必要だった」となりかねません。本記事は表中心で全体像を一覧化し、特に森林伐採の規制を整理します。各項目に一次資料リンクを明記しているので、実務の確認用にお使いください。 1. まず全体像 — 規制の地図 原村の土地利用規制は、ざっくり5つの制度が重なっています。 ① 開発行為許可(原村環境保全条例/村 建設水道課 環境係)造成・伐採・建築・井戸など ② 伐採届(森林法10条の8/村 農林課 農村整備係)立木の伐採全般 ③ 林地開発許可(森林法10条の2/県 諏訪地域振興局林務課)1ha超の開発 ④ 景観条例届(長野県景観条例/県 諏訪建設事務所)一定規模の建築・開発の景観 ⑤ 建築確認・工事届(建築基準法ほか/村 建設水道課)建築物の新築・増改築...
茅野市・原村・富士見町の地価は今どうなっている?業者139社の本音から読む八ヶ岳西麓の不動産市場(2026年4月)
3限目情報収集
不動産の話をするとき、私たちはたいてい「価格」を見る。地価公示、地価調査、取引事例。どれも数字で、誰が見ても同じように見える。 ただ、数字には映らないもの がある。現場の不動産業者が、この半年、何を感じていたか——そこだ。 長野県宅地建物取引業協会と長野県不動産鑑定士協会が年2回続けている「不動産市況DI調査」は、まさにそこを拾っている。県内1,430業者に「半年前と比べて地価はどう動いたか」「取引件数はどう感じるか」を尋ね、その回答を指数(DI値)にしたものだ。2026年4月実施の第21回は、139社が答えている。 このシリーズでは八ヶ岳西麓3町村(茅野市・原村・富士見町)を中心に、半年に一度、同じ場所を同じ角度から見続けている。今回は地価そのものではなく、「業者の体感」という別の温度計を当ててみたい。なぜなら、この半年は数字に出にくい何かが現場で動いていた期間だからだ。 鑑定士の仕事は、価格という「結果の数字」と、現場が感じている「体感」の両方を突き合わせて、その土地の本当の動きを読むことにある。今回はその両輪のうち、後者を中心に置く。そして最後に、私たちが八ヶ岳西麓で日々の査...
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