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都市は、もう「暮らす場所」ではなくなりつつある― 移住とは、逃げではなく生活の再設計 ―

  • info991630
  • 12 分前
  • 読了時間: 4分



移住を考え始めた人の多くは、最初から田舎暮らしに憧れていたわけではない。

むしろ、こんな感覚が出発点になっている。

都会が嫌いなわけじゃないただ、ここは「生活する場所」じゃなくなってきた気がする

家賃5割社会が示しているのは「住めなくなった」という現実

都市部では今、家賃が収入の4〜5割を占める暮らしが、珍しくなくなった。

これは贅沢の結果ではない。

  • 通勤できる距離

  • 子育て・介護と両立できる立地

  • 夜や早朝の仕事にも対応できる環境

こうした生活が成立する条件を満たそうとすると、自然にそうなってしまう構造だ。

問題は金額ではない。一度上がった固定費が、下げられないことだ。

最初に都市からこぼれ落ちるのは、暮らしを支える人たち

この構造の中で、真っ先に限界が来るのは、

  • 介護・保育

  • 医療補助

  • 小売・飲食

  • 清掃・物流

いわゆるソーシャルワーカー層だ。

都市は彼らがいなければ回らない。それでも彼らは、

  • 住めない

  • 通えない

  • 続けられない

という形で、静かに排除されていく。

「郊外から通えばいい」が成立しない理由

よくある答えが、

郊外に住んで通えばいい

だが現実は、

  • 片道1〜2時間

  • 早朝・深夜勤務

  • 家族の生活との衝突

これは努力や根性の問題ではない。生活構造としての限界だ。

「株をやれば安心」「タワマンを持てば安心」は本当か

都市での生活が苦しくなると、次に人は「資産」に安心を求める。

株をやっているから大丈夫タワーマンションを持っているから安心

確かに、一部は本当だ。だが同時に、嘘も混ざっている

株は「安心」ではなく「増幅装置」

株は、

  • 余剰資金で

  • 生活が壊れない前提で

行うものだ。

家賃5割、生活ギリギリの状態での株は、安心ではなく不安の増幅装置になる。

タワマンは資産でも、生活装置ではない

タワマンは、

  • 管理費

  • 修繕積立金

  • 駐車場

  • 大規模修繕

下げられない固定費の集合体だ。

  • 高収入が続く前提

  • 都市が安定し続ける前提

この前提が一つ崩れれば、安心は簡単に不安に変わる。

都市は、これから「使いに行く場所」になる

ここが大きな転換点だ。

これからの都市は、

  • 生活の拠点ではなく

  • 会議・商談

  • 意思決定

  • 娯楽・文化

  • 大型の買い物

「機能を使いに行く場所」になっていく。

衰退ではない。役割の変化だ。

これは予言ではない

― サンフランシスコで、すでに起きたこと ―

「都市は住む場所ではなく使う場所になる」これは未来予測ではない。

サンフランシスコでは、すでに起きた現実だ。

IT企業と高所得者、投資マネーが集中した結果、

  • 介護士

  • 小売・飲食

  • 清掃・サービス業

  • 教育・医療補助

といった、都市を日常的に支える人たちが市内に住めなくなった。

コロナ以降は、

  • 仕事は都市(会議・判断)

  • 生活は郊外・他州

という分離が一気に進んだ。

サンフランシスコは今も、

  • 会議

  • 仕事の節目

  • 文化・娯楽

の場として機能している。ただし、日常生活の拠点ではなくなった。

日本は多くの場合、アメリカの10年後をなぞる

だから移住は「逃げ」ではなく「再設計」

移住相談で多い言葉が、これだ。

田舎に憧れているわけじゃない生活を、ちゃんと立て直したい

移住とは、

場所を変えることではなく、生活構造を組み替えることだ。

暮らしの拠点に求められる条件

これからの生活拠点に必要なのは、

  • 固定費が低い、または下げられる

  • 家族の日常が回る

  • 収入が減っても壊れにくい

  • 都市機能に「行ける距離」がある

八ヶ岳西麓が選ばれている理由

八ヶ岳西麓は、

  • 派手なリゾート地ではない

  • 短期で儲かる土地でもない

だが、

  • 夏は冷房に頼りすぎない

  • 冬は日射が入り、暗くなりにくい

  • 標高差があり、風と水が流れる

  • 森・畑・集落が連続している

暮らしが長く続いてきた地形条件を備えている。

「農ある暮らし」は特別なことではない

ここでいう農は、

  • 自給自足

  • 本格就農

ではない。

  • 畑で一部を補う

  • 果樹を育てる

  • 季節のリズムを取り戻す

農は投資ではなく、生活の保険・インフラだ。

八ヶ岳ライフのUSP

― 土地を「暮らしとして成立させる」 ―

八ヶ岳ライフが見ているのは、

  • 価格

  • 見た目

  • 利回り

ではない。

その土地で、10年後も暮らしが回るか。

  • 畑・田んぼを含めた使い方

  • 山林の質(残す木・切る木)

  • 水利・排水・冬の生活実務

  • 区の慣行や地域との関係

宅地単体ではなく、農ある暮らしとして成立するかを評価する。

仲介ではなく、自社で買い、再生し、提供するのは、名義ではなく「実際に使える暮らし」に変えるためだ。

おわりに

都市は、これからも必要だ。ただしそれは、

  • 毎日住み続ける場所ではなく

  • 必要なときに使いに行く場所

になる。

だからこそ、

  • 暮らしの拠点は

  • 固定費が低く

  • 回し続けられる場所に置く

移住とは夢ではない。都市と地方の役割を切り分ける、現実的な再設計だ。

八ヶ岳西麓は、その選択肢のひとつであり、八ヶ岳ライフはその前提で土地を扱っている。


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