都市は、もう「暮らす場所」ではなくなりつつある― 移住とは、逃げではなく生活の再設計 ―
- info991630
- 12 分前
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移住を考え始めた人の多くは、最初から田舎暮らしに憧れていたわけではない。
むしろ、こんな感覚が出発点になっている。
都会が嫌いなわけじゃないただ、ここは「生活する場所」じゃなくなってきた気がする
家賃5割社会が示しているのは「住めなくなった」という現実
都市部では今、家賃が収入の4〜5割を占める暮らしが、珍しくなくなった。
これは贅沢の結果ではない。
通勤できる距離
子育て・介護と両立できる立地
夜や早朝の仕事にも対応できる環境
こうした生活が成立する条件を満たそうとすると、自然にそうなってしまう構造だ。
問題は金額ではない。一度上がった固定費が、下げられないことだ。
最初に都市からこぼれ落ちるのは、暮らしを支える人たち
この構造の中で、真っ先に限界が来るのは、
介護・保育
医療補助
小売・飲食
清掃・物流
いわゆるソーシャルワーカー層だ。
都市は彼らがいなければ回らない。それでも彼らは、
住めない
通えない
続けられない
という形で、静かに排除されていく。
「郊外から通えばいい」が成立しない理由
よくある答えが、
郊外に住んで通えばいい
だが現実は、
片道1〜2時間
早朝・深夜勤務
家族の生活との衝突
これは努力や根性の問題ではない。生活構造としての限界だ。
「株をやれば安心」「タワマンを持てば安心」は本当か
都市での生活が苦しくなると、次に人は「資産」に安心を求める。
株をやっているから大丈夫タワーマンションを持っているから安心
確かに、一部は本当だ。だが同時に、嘘も混ざっている。
株は「安心」ではなく「増幅装置」
株は、
余剰資金で
生活が壊れない前提で
行うものだ。
家賃5割、生活ギリギリの状態での株は、安心ではなく不安の増幅装置になる。
タワマンは資産でも、生活装置ではない
タワマンは、
管理費
修繕積立金
駐車場
大規模修繕
下げられない固定費の集合体だ。
高収入が続く前提
都市が安定し続ける前提
この前提が一つ崩れれば、安心は簡単に不安に変わる。
都市は、これから「使いに行く場所」になる
ここが大きな転換点だ。
これからの都市は、
生活の拠点ではなく
会議・商談
意思決定
娯楽・文化
大型の買い物
「機能を使いに行く場所」になっていく。
衰退ではない。役割の変化だ。
これは予言ではない
― サンフランシスコで、すでに起きたこと ―
「都市は住む場所ではなく使う場所になる」これは未来予測ではない。
サンフランシスコでは、すでに起きた現実だ。
IT企業と高所得者、投資マネーが集中した結果、
介護士
小売・飲食
清掃・サービス業
教育・医療補助
といった、都市を日常的に支える人たちが市内に住めなくなった。
コロナ以降は、
仕事は都市(会議・判断)
生活は郊外・他州
という分離が一気に進んだ。
サンフランシスコは今も、
会議
仕事の節目
文化・娯楽
の場として機能している。ただし、日常生活の拠点ではなくなった。
日本は多くの場合、アメリカの10年後をなぞる。
だから移住は「逃げ」ではなく「再設計」
移住相談で多い言葉が、これだ。
田舎に憧れているわけじゃない生活を、ちゃんと立て直したい
移住とは、
場所を変えることではなく、生活構造を組み替えることだ。
暮らしの拠点に求められる条件
これからの生活拠点に必要なのは、
固定費が低い、または下げられる
家族の日常が回る
収入が減っても壊れにくい
都市機能に「行ける距離」がある
八ヶ岳西麓が選ばれている理由
八ヶ岳西麓は、
派手なリゾート地ではない
短期で儲かる土地でもない
だが、
夏は冷房に頼りすぎない
冬は日射が入り、暗くなりにくい
標高差があり、風と水が流れる
森・畑・集落が連続している
暮らしが長く続いてきた地形条件を備えている。
「農ある暮らし」は特別なことではない
ここでいう農は、
自給自足
本格就農
ではない。
畑で一部を補う
果樹を育てる
季節のリズムを取り戻す
農は投資ではなく、生活の保険・インフラだ。
八ヶ岳ライフのUSP
― 土地を「暮らしとして成立させる」 ―
八ヶ岳ライフが見ているのは、
価格
見た目
利回り
ではない。
その土地で、10年後も暮らしが回るか。
畑・田んぼを含めた使い方
山林の質(残す木・切る木)
水利・排水・冬の生活実務
区の慣行や地域との関係
宅地単体ではなく、農ある暮らしとして成立するかを評価する。
仲介ではなく、自社で買い、再生し、提供するのは、名義ではなく「実際に使える暮らし」に変えるためだ。
おわりに
都市は、これからも必要だ。ただしそれは、
毎日住み続ける場所ではなく
必要なときに使いに行く場所
になる。
だからこそ、
暮らしの拠点は
固定費が低く
回し続けられる場所に置く
移住とは夢ではない。都市と地方の役割を切り分ける、現実的な再設計だ。
八ヶ岳西麓は、その選択肢のひとつであり、八ヶ岳ライフはその前提で土地を扱っている。


