蓼科高原・八方台の中古別荘|湧水の池と敷地内河川のある479坪、所有権
- 8月4日
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蓼科高原の八方台別荘地に、池と川のある一棟があります。土地は479坪、二区画構成。片方には湧水を引いた池があり、敷地のなかを川が流れています。建物は昭和45年築の山荘に、昭和61年に和室を増築した4LDK。借地の区画が多い一帯にあって、この土地は所有権です。
湧水も、川も、森も、あとから人の手でつくれるものではありません。
現地の様子は動画でもご覧いただけます:YouTubeで見る
なぜいま、標高1,200m帯の別荘が見直されているのですか?
温暖化で夏の涼しさの価値が上がり、かつて「冬が厳しすぎる」とされた帯の評価が変わってきたからです。
10年前、標高1,200m帯は「夏はいいが冬は使えない場所」と言われてきました。ところがこの数年、平地の夏があまりに暑くなり、この帯の涼しさが以前とは違う意味を持ち始めています。適した標高帯そのものが、少しずつ上へ動いている感覚があります。
同時に、別荘という持ち方は世代交代の局面に入りました。バブル期に別荘を取得された方が高齢になり、使わないまま維持費だけを払い続ける区画が各地で増えています。相続したお子さん世代が「行かない家に毎年払い続けるのか」と考え、手放しの相談に至る——八ヶ岳西麓でも、この相談は年々増えています。
その結果、いま市場に出てくる別荘には、当時としては手に入りにくかった環境を持つ一棟が混じります。この物件の湧水の池と敷地内河川は、まさにそれです。新しく造成される別荘地で、これと同じものを用意することはできません。
都心のマンション一室と、蓼科高原の479坪。何が違うのですか?
違うのは距離ではなく、その敷地で持てる時間の種類です。
この物件は、都心の中古マンション一室ほどのご予算の範囲で、湧水の池と川、479坪の森、そして建物一棟が揃う一件です。
念のため申し添えますが、都市の暮らしを低く見る話ではありません。都市は効率の点で非常によくできた仕組みです。ただ、構造がまったく違います。都市の一室では、水も森も静けさも、外部のサービスとして受け取ります。ここでは、それが自分の敷地の中にあります。管理の手間も自分に来ますが、そのぶん自分で決められる範囲が広くなります。
八ヶ岳西麓は、四方を高い山に囲まれた盆地です。強い風から守られ、新幹線やリニアといった大動脈のルートからも外れてきました。派手な開発の波が届かなかったぶん、森と水がそのまま残っています。八方台はその蓼科側、標高1,200m前後の森の中にあります。
JR茅野駅からは約15.5km。都市に拠点を持ちながら、週末と夏を森で過ごすという使い方に、無理のない距離です。
この敷地は、どんな造りになっていますか?
池のある区画(922㎡)と建物のある区画(662㎡)の二区画構成で、母屋から少し下りて水辺へ行く距離感が持てます。
アプローチは南西側の公道から。地形は西へゆるやかに下る傾斜で、車は敷地内に5台停められます。森を抜けて入っていくと、建物は土地の高い側に建っています。
だから、2階のリビングから続くウッドデッキに立つと、足元に川と池、その先に森が広がります。見下ろす景色が日常になる、という造りです。
建物は2棟構成で、延べ約150㎡(45坪)の4LDK。2階に玄関・キッチン・和室・浴室と、デッキへ続く見晴らしのよいリビング。1階にミニキッチンと洗面、10帖の和室があります。
479坪という広さですが、すべてを手入れし尽くす必要はありません。手をかけたい場所だけ整えて、あとは森のまま残しておく。それも別荘の余白の使い方です。
朝はデッキで森の空気を吸い、昼は川のそばで本を読むか、池で釣り糸を垂れる。夕方は薪の支度をして、夜は街明かりのない静けさのなかで過ごす。「何もしない時間」をきちんと持つための一棟です。
八方台・蓼科湖の周辺には何がありますか?
歩いていける距離に小津安二郎の別荘と蕎麦屋があり、車で数分下れば蓼科湖の湖畔に出ます。
この一帯は、映画監督の小津安二郎が晩年を過ごした場所です。「東京物語」で知られる小津は、蓼科の水と空気を気に入り、脚本を書く場所としてここに別荘を構えました。かや葺きの「無藝荘」はいまも保存されていて、季節によって内部を見学できます。周辺には小津が一日に何度も歩いたという散歩道が遊歩道として整備され、毎年秋には茅野市で小津安二郎記念の映画祭も開かれています。物件からは、ゆっくり歩いても数分の距離です。
「水がうまい、酒がうまい、空気がうまい」——小津がこの高原を気に入った理由として語ったと伝えられる言葉です。この物件の敷地に湧水と川があることを考えると、その言葉の一つ目が、そのまま敷地の中にあるとも言えます。
食べるところでは、この近くに手打ち蕎麦の店があります。プール平の一帯は昔から蕎麦の店が点在していて、地元の方も通う小さな店から、蓼科湖を見下ろす席のある店まで選べます。
蓼科湖までは車で数分。湖畔にはアイスクリームの店があり、夏は湖を眺めながら食べる方でにぎわいます。彫刻の並ぶ公園や、湖の周りを歩く自然歩道もあります。
つまり、森の中の静かな敷地でありながら、日常の楽しみが徒歩と車で数分の圏内にあります。買い物や病院のある茅野市街までは、車でおよそ30分です。
蓼科の中古別荘に、通年で住むことはできますか?
現状のままでは、使うときに訪れる別荘としての利用が現実的です。通年で住むなら断熱改修と配管更新が前提になります。
ここは正直にお伝えします。標高約1,200m帯にあり、冬期は給排水管の水抜きが必要な建物です。昭和45年築ですので、断熱・気密の性能は現代の高性能住宅とは異なります。旧耐震基準の時代の建物でもありますので、大きく手を入れるなら耐震の確認も一緒に検討されるのが安心です。留守にするときの水抜き、使いに来たときの水通し。この手間が前提の建物です。
加えて、除雪、凍結対策、薪の確保。冬にここで過ごすなら、相応の備えが要ります。逆に言えば、そこを分かったうえで選ばれる方にとっては、この条件でこの環境が手に入るということでもあります。
建物は現状有姿でのお引渡しで、リフォーム費用は買主様のご負担となります。売主側で把握している現況として、和室の天井に汚れがあります(過去に動物の侵入があったことに起因するものです)。この点も、契約前ではなくこの段階でお伝えしておきます。
別荘地の管理費・維持費はどれくらいかかりますか?
別荘地の管理に関わる費用と、温泉に関わる費用が毎年かかります。金額は資料でご案内します。
本物件は別荘地管理会社(アルピコリゾートアンドライフ)の管理エリアにあります。管理料のほか、温泉に関する使用料・管理料などが継続して発生し、数年ごとの更新費用が設定されている項目もあります。金額と条件は資料に記載がありますので、ご検討の段階で必ずお出しします。
別荘のご相談でいちばん多く聞くのが、「買ったあとにかかる費用を知らなかった」という話です。使われなくなった別荘が手放されていく理由も、たいていここにあります。ですので、この点は最初にお伝えするようにしています。
なお、温泉が宅内でどこまで使える状態かについては、現況の確認が必要です。ご関心があればこちらで管理会社に確認してご案内しますので、お問い合わせください。
この土地に「区」の地縁はありますか?
八方台は別荘地管理組合が主体のエリアで、集落の区のような地縁の機能は薄い場所です。
八ヶ岳ライフは普段、畑・水利・区の地縁を含めた「農ある暮らしの生活構造」を軸に物件をご紹介しています。この物件は、その類型とは性格が異なります。
茅野市側のエコーライン中核帯にある集落では、水利や道路、境界の合意が区という単位で動いていて、暮らしの情報もそこを通って回ります。八方台にその構造はありません。近隣との関わりは、別荘地としての性格になります。
これは良し悪しではなく、種類の違いです。畑を持ち、区に一役を薄く引き受けながら根を張る暮らしをお求めでしたら、エコーライン帯の別の物件をご案内します。この一棟は、そうではなく「余白の森」を持ちたい方のための土地です。
こんな方に向いています
標高1,200m帯の夏の涼しさと、湧水の池・敷地内河川のある森の環境を求めている方
都市に拠点を持ちながら、水と森と自分の時間を置ける一区画を探している方
建物の改修や冬期の水抜きといった手間を、自分の段取りとして引き受けられる方
敷地のすべてを整えるのではなく、手をかける場所と森のまま残す場所を自分で決めたい方
物件概要
所在:茅野市北山蓼科 八方台別荘地
価格:お問い合わせください/取引態様:仲介/権利:所有権
土地:1,584㎡(479.16坪・公簿)※池のある土地922㎡+建物のある土地662㎡の二区画
建物:昭和45年築(昭和61年に和室増築・2棟構成)/延べ約150㎡(45坪)/4LDK/木造2階建て
地目:宅地/現況:空き家・現状有姿でのお引渡し
建ぺい率20%・容積率40%/地形:西へ緩やかに傾斜
上水:上水道/下水:浄化槽(個別)/駐車:敷地内5台
接道:南西側 公道
交通:JR中央本線 茅野駅 約15.5km
別荘地管理:アルピコリゾートアンドライフ(管理料・温泉関連費用が別途継続。詳細は資料にてご案内)
現地のご案内・お問い合わせ
現地のご案内から、改修のご相談、管理・温泉に関する費用の確認まで、八ヶ岳ライフが対応します。湧水の冷たさも、川の音も、デッキから見下ろす森の広がりも、現地でしか分かりません。ぜひ一度、ご自身の足で確かめにいらしてください。
八ヶ岳ライフ株式会社(TEL:0266-72-5880/info@yatsugatake-life.com) 担当:朝倉宏典



