top of page


都市は、もう「暮らす場所」ではなくなりつつある——移住とは、逃げではなく生活の再設計
移住を考え始めた人の多くは、最初から田舎暮らしに憧れていたわけではない。 むしろ、こんな感覚が出発点になっている。 都会が嫌いなわけじゃないただ、ここは「生活する場所」じゃなくなってきた気がする 家賃が5割の社会は、何を示していますか? 都市部では今、家賃が収入の4〜5割を占める暮らしが、珍しくなくなった。 これは贅沢の結果ではない。 通勤できる距離 子育て・介護と両立できる立地 夜や早朝の仕事にも対応できる環境 こうした生活が成立する条件を満たそうとすると、自然にそうなってしまう構造だ。 問題は金額ではない。一度上がった固定費が、下げられないことだ。 都市から最初にこぼれ落ちるのは、誰ですか? この構造の中で、真っ先に限界が来るのは、 介護・保育 医療補助 小売・飲食 清掃・物流 いわゆるソーシャルワーカー層だ。 都市は彼らがいなければ回らない。それでも彼らは、 住めない 通えない 続けられない という形で、静かに排除されていく。 「郊外から通えばいい」は、なぜ成立しないのですか? よくある答えが、 郊外に住んで通えばいい だが現実は、 片道1
2月2日


スキーとスケートが「普通にできてほしい」と思ってしまう理由― 雪のある八ヶ岳の暮らしが、子どもとAI時代に残してくれるもの ―
八ヶ岳で子育てをしていると、ふと自分でも説明できない感覚に気づくことがあります。 「長野県で育つなら、スキーとスケートは普通にできてほしいな」 できなくても、困るわけではありません。受験に有利になるわけでも、将来の仕事に直結するわけでもない。 それでも、なぜかそう思ってしまう。 この感覚を、ずっと不思議に感じていました。 スキーとスケートは“目的”ではなかった 週末にスキーに行き、別の日にはスケート教室があり、特別な練習をしたわけでもないのに、気づけば「普通に滑れる」ようになっている。 雪国では、こうしたことがよく起こります。 でも、よく考えると、スキーやスケートそのものが大事なのではありません。 上手である必要はない 競技を目指すわけでもない 続けなくても構わない それでも「触れていてほしい」と思う。 その理由は、 雪の中でしか育たない感覚 にありました。 陰陽ターちゃん式で見ると、こうなります 陽(目に見えるもの) スキーが滑れる スケートができる 雪遊びを楽しむ 陰(静かに残るもの) 足裏と重心への敏感さ 転ぶ前提で動く身体感覚 地面や状況
1月19日


八ヶ岳移住、茅野市・原村・富士見町と北杜市はどう違う?——「生活の逃げ道」で比べる10年後【国のデータで比較】
八ヶ岳移住、結局どこを選べばいいですか? 「自然の美しさ」ではなく「生活の逃げ道があるか」で選ぶのが正解です。買い物・医療・仕事を市内で回せる茅野市、茅野市に車20〜30分で寄りかかれる原村、その中間の富士見町——この構造の違いが、移住後10年の暮らしやすさを決めます。 移住人気はブームですか、構造ですか? 長野県が20年連続で選ばれている理由は明確です。 豊かな自然環境 首都圏からのアクセス 市町村ごとの多様な個性 行政による移住支援・相談体制の積み重ね これは偶然でも一過性のブームでもありません。移住が継続する仕組みを、20年かけて作ってきた結果です。 ただし重要なのは、「移住者が増えている」ことと「移住後の暮らしが成立している」ことはまったく別の話だという点です。 次の10年は、何が変わりますか? 移住者数が増えるほど、数字には表れない問題も同時に増えていきます。 移住後の生活破綻 冬の暮らしへの不適応 区や水利、集落文化との摩擦 思っていた田舎と現実のズレ これからの10年は、 移住者を増やす時代から 暮らしが成立する人・土地・地域が選ば
1月16日


八ヶ岳移住、無理しなくていい暮らし、子どもと参加した、茅野市本町・御座石神社のどんど焼き
――「無理しなくていい」暮らしが、家族と個性を守り、AI時代を生き抜く力になる 先日、子どもたちと一緒に、茅野市本町の御座石神社で行われたどんど焼きに参加しました。 冬の夜の境内。松や正月飾りが組まれ、火が入った瞬間、炎の熱、はぜる音、煙の匂いが一気に立ち上がります。 子どもたちは少し緊張した表情で火を見つめ、やがて「暖かい」「すごいね」と言いながら、自然と輪の中へ入っていきました。 この光景を見ながら、「この土地で暮らす」ということの意味を、あらためて考えさせられました。 行事は「イベント」ではなく、暮らしの延長にある どんど焼きは観光イベントではありません。集客のための催しでもありません。 ・一年の区切り・火を通して厄を落とす・次の季節へ移る 暮らしの時間そのもの を、地域で共有する行事です。 都市では、季節行事は「参加するもの」「消費するもの」になりがちですが、ここでは 暮らしの延長線上 にあります。 「区」が機能している土地は、暮らしが壊れにくい 準備、火の管理、後片付けまでを担うのは区の人たち。誰か一人が仕切るのではなく、長年の役割と暗
1月15日


移住者が本当に欲しかったサポートは?——八ヶ岳ライフ独自調査TOP5【茅野市・原村・富士見町】
移住は、物件の契約がゴールではありません。むしろ本番は、引っ越し後に「生活が回り始める瞬間」から始まります。 八ヶ岳の空気、水、森の匂い、季節の光は確かに魅力的です。でも、生活の段取りが整っていないと、その魅力はゆっくりとストレスに変わってしまうことがあります。自然はやさしい一方で、こちらの準備不足には容赦がありません。 そこで今回は、八ヶ岳ライフが移住者から日々受け取る相談・聞き取りをもとに、移住後に「本当はこれが欲しかった」と声が多かったサポートをランキング形式でまとめました。 移住を検討中の方にとって、夢や憧れだけでなく、現実の暮らしを成立させるための参考になれば幸いです。 調査から見えてきた結論 移住者が求めていたのは「移住の楽しさを語る案内」よりも、暮らしを破綻させないための地図でした。 具体的には、つまずきやすいのは次の3つのタイミングです。 契約〜引渡し直後:手続き・名義変更・段取りの量に圧倒される 最初の冬:除雪・凍結・運転・暖房費で現実が一気に立ち上がる 1年目の終盤:地域との関係、維持管理、お金の負担がはっきり見える 移住者が
1月13日
bottom of page


